総合内科

総合内科とは

総合内科とは総合内科とはどちらかと言うと最近になって出てきた考え方で、実際には届け出可能な診療科ではないものです。従来は一般内科やシンプルに内科と表現しているところが大半でした。
内科の対応範囲は幅広く、循環器、消化器、呼吸器、代謝・内分泌、神経、腎臓、血液、感染症、膠原病・アレルギーなど、9つの領域に大別されます。
総合内科という言葉は、内科全体を意味する場合もあれば、内科の中で任意の課を受診する場合に用いられることもあります。
また、小規模な診療所・クリニックと大規模な総合病院を比較する際に、総合内科が果たす役割は多少違いがあり、また、地域差がある場合もあります。

総合内科専門医とは

総合内科の専門医は、上記の9つの領域に特化せず包括的な視点で診療を行っています。
言うなれば、一般内科の一歩先を行っており、どこを受診すべきか判断しにくい症状でも問題なく対応できる内科診療のエキスパート的な位置づけです。
単独で診療を行うのではなく、患者様の病状に応じて最適な専門科とコミュニケーションを取りながら、必要な診療を実施していきます。それぞれの領域で高度な診療が求められる場合は、各専門科と連携しながら対応していきます。総合内科の専門医は、各領域の専門的な知識・経験を持っている医師も多くいます。
かかりつけ医が一人ではない、お薬の量が多い、日々の健康状態について不安があるといった場合は、お気軽に当院にご連絡ください。当院では、地域のかかりつけ医としてそれぞれの患者様に向き合って最適な診療を行っております。

主な疾患

急性疾患

慢性疾患

など

生活習慣病

生活習慣病とは

生活習慣病とは、食べ過ぎ、肥満、運動不足といった日常生活における生活習慣の乱れが原因となって発症する、糖尿病、高血圧症、脂質異常症・高尿酸血症などの病気の総称です。
発症して間もない頃は自覚症状が現れず、症状単体で見れば軽症であっても、複数の病気が複合することで動脈硬化の進行へと繋がり、心臓病や脳卒中などの発症リスクが高まります。
心筋梗塞や狭心症などの心疾患、脳梗塞や脳出血といった脳卒中の発症防止のために、定期健診などで異常が判明した場合は、速やかに専門医へご相談されることをお勧めします。

糖尿病

糖尿病とは、血中にぶどう糖が流出し、高血糖状態が慢性化する病気のことです。ぶどう糖をエネルギー源として私たちの身体は動いていますが、血中のぶどう糖は膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの働きによって細胞へと運搬されます。しかし、インスリンの分泌低下や機能低下(インスリン抵抗性)が起こると、ぶどう糖が細胞へと運ばれなくなります。
そして、血中で過剰になったぶどう糖によって動脈硬化が起こります。糖尿病は根本的な治療のハードルが高く、血糖値を正常に制御するために、食事療法や運動療法が必要となります。症状が軽ければこうした治療だけでも効果が見込めますが、症状が重く治療効果が不十分な場合は薬物療法を検討します。

高血圧症

日本では高血圧の患者様が多く、40〜74歳の男性のうち約60%、女性のうち約40%が該当すると考えられています。高血圧症とは、血圧が正常値を超えた状態が慢性化する病気です。高血圧の治療を適切に行わないと、血管に負担がかかり動脈硬化の進行リスクが高まります。そして、脳梗塞・脳出血などの脳疾患、心疾患へと繋がる恐れがあります。
したがって、肥満の診断を受けた方は、ダイエットなどを行い適切な体重を維持することが重要です。そして、塩分量を控えめにするといった食生活など生活習慣の見直しを行うことが大切です。生活習慣の見直しで十分な効果が得られない場合は、内服治療を検討します。

脂質異常症

脂質異常症とは、血中の中性脂肪やLDLコレステロールなどの脂質が過剰になっている状態のことで、この状態が慢性化すると、血管の中に脂肪が溜まるようになり、動脈硬化の進行リスクが高まります。そして、脳梗塞・脳出血などの脳疾患、心疾患へと繋がる恐れがあります。
治療としては、生活習慣の見直し、薬物療法が中心となります。適度な運動、食生活の見直し、適切な体重管理、禁酒・禁煙などが効果的です。

高尿酸血症

高尿酸血症とは、血中の尿酸値が慢性的に高い状態となっている病気のことです。慢性的に尿酸値が高くなると、関節の中で尿酸の結晶が生じ、関節が炎症を起こして突如として足の親指付け根に激痛が生じ、赤く腫れることがあります。
風が吹くだけでも痛むということから、別名は痛風とも呼ばれています。
高尿酸血症の患者様は脂質異常症や高血圧の併発リスクが高く、脳疾患や心疾患を発症する恐れもあります。治療には、生活習慣の見直し、薬物療法が効果的です。

当院の生活習慣病の治療

当院では、それぞれの患者様の生活習慣を考慮して、無理のない範囲で生活習慣を見直していけるようサポートさせて頂きます。患者様の生活の質の向上・維持だけでなく、健やかな生活が送れるように治療を行っております。生活習慣病は、飲酒・喫煙、過度なストレス、偏食、運動不足などによって引き起こされます。
従来の乱れた生活習慣を改めることで、命に関わるような病気の予防、進行防止が期待できます。
また、脳疾患・心疾患、重度の糖尿病でより専門的な医療を要する患者様については、提携医療機関をご紹介し早期に適切な治療が受けられるようサポートいたします。

インフルエンザ

インフルエンザの予防

 

インフルエンザの予防
インフルエンザはワクチン接種によって予防や重症化防止を図ることができます。予防接種の効果は接種後2週間程度経過してから現れるようになり、効果は5か月ほど続くとされています。
したがって、インフルエンザの流行時期に備えて接種を終わらせておくことが効果的であり、例年10月か11月頃に接種されることが望ましいでしょう。
接種回数は、13歳未満の方は2回、13歳以上の方は1回の接種が必要となります。また、13歳未満の方は。2回目の接種までに2〜4週間経過している必要があります。
当院では、13歳以上(中学生は13歳未満でも対象です)の方の1回目の接種に対応しております。

インフルエンザの治療

インフルエンザは強い感染力を持っているため、慢性疾患を患っている方は重症化リスクが高く、注意が必要です。症状が軽く体力がある方は、安静にしていれば次第に快方に向かっていきますが、慢性疾患を患っている方は命に関わる事態にも繋がりかねませんので、ご注意ください。
インフルエンザを発症した場合、例え軽症であっても通勤通学はお控えください。感染拡大防止の観点から、なるべく早めに医師に相談し適切な治療を受けるようにしてください。

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